22ゆうほどう8月号
職員研修会で事例発表会を実施しました。
ユニットでのTKさんに対する支援を実践し、その経過を振り替えりました。介護度が軽減でき自宅復帰されました。ご本人様・ご家族のご了解を得て報告します。

ユニットに入所されたのが、H21.7.1のこと。
 
 本人様が安心して生活できるよう希望に沿った対応をし、「新しい我が家」と思ってもらえる事を目標に、TKさんらしい暮らしを営んでいただけるように支援を行いました。

 以前の三号館での生活は、食事時に食堂へ出る以外は居室でテレビを見たり、読書の毎日でした。

<ご本人様の声に耳を傾けて>

「コンビニに買い物に行きたい」
・新聞が読みたい。
・娘さんからもらった花の植木を枯らしてはいけないと心配される。
・10/10 「大正琴が買いたい」
・ちり紙たたみがしたい。


<具体的な取り組み>
・グループで他の利用者と共に活動できるように毎回、声掛けをし、工作などもTKさん共に制作しました。
・5/2 インフルエンザの為、外出ができなかったので本人様の希望通り職員や家族が購入し提供しました。
・外出禁止解除後、園外ドライブや和幸園へ野点に行ったり、コンビニへも買い物に行きました。
・新聞は、他の利用者と共有して読むことを理解してもらい、新聞などを用意し又、いつでも読めるように新聞、雑誌コーナーを設置した。
・10/22 大正琴を家族に依頼し、購入してもらいました。

・花の植木は本氏希望で大きな鉢を家族に購入してもらい、植え替えた。液肥も用意してもらった。植木に興味がある為、又季節を感じてもらう為 4/29 に朝顔の種を植木鉢に蒔きました。

・4/28ドライブする事により外の空気に触れたり家の前を通る事で「家が見られて安心した」とのことでした。
・6/24職員とコンビニに初めて買い物に行き、本人様が「孫と一緒に行ったようで嬉しかった」と笑顔が印象的でした。
・新聞、雑誌コーナーから自由に居室へもって行き、熱心に読んでは「為になるなー」と目の輝きに逆に驚きでした。

・大正琴は、職員から教えてもらっていたが、その後は楽譜を見ながら練習。

「春の小川」、「夕焼けこやけ」、「チョウチョ」が弾けるようになった。グループ活動時に他の利用者に弾いて歌って聞かせる働きかけを行なう事で「91歳で初めて練習を始めたとよ」、「歌やら皆の前で歌ったことやらなかったっちゃが」など話して聞かせ自分自身への「自信」が伺えるようになりました。
 「気分転換になる」、「家族もびっくりしている」との感想。
<活動の成果と評価>
・グループ活動への声掛けに対し、楽しみをもって参加されるようになりました。

季節感を味わえように折り紙であじさいを作ったり、七夕飾り付けを行いました。

物づくりは得意で、自分で工夫したり職員に助言するほど場面もあり、意欲満々の日々でした。

 現在も誕生会の飾り作りを一緒に行い、ハサミを使っての細かい工作も器用で、日常生活動作の向上繋がりました。
<娘さんのもとへ>
振り返ると平成20年1月 持病の腰痛で入院生活を送られ、ようやく7月2に退院できました。

当時、自立できている面もありましたが、生活する上で、見守り、入浴面、排泄面のケアが必要でしたが、この2年間、精神面も含めて自立に近い状態まで回復されました。
職員共々喜ばしい限りです。

本人様から「私はここが一番 好き、ずっと居たいとよ」との思いの中、要支援状態の結果が出、名古屋の娘さん行かれることになったTKさん
「今後さらに幸せな生活が続きますように」お祈りしています。  ご友人、職員、一同